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【2020 5.22 週末限定公開】Haze ?

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2021 0401 ブライトパイセンがイケメン過ぎると読み返して悶えた書いたY 555


Say your name ?

I.....0062 Kongpob .....  well.....Who are you?

me? one of the Hazer member  I am!


夢を見て飛び起きた。
なんて夢だ。今のは俺が思っても見ない事だ。
最近 ご無沙汰で溜まってるのか…?だとしてもなんでコングポッブに欲情したよ?
あり得ないから…ああもう、 、 今夜可愛い客でも来ないかな…。

ラインの通知音が鳴る。
一瞬 夢を思い出しギクリとする。
コングポッブからだ。
インターンシップのメンバーと打ち上げの予約を取りたいのだと。
今夜 フィンチャンに行きます。詳しくは、夜と。。。。。
あいつが新しい世界の仲間を連れて来るのか、、、感慨深い。新入生として同じ学部に籍を置き、あろうことか、俺の親友と恋人になるなんてな。
おかげで、うちの学部の伝説になった。ヘイザー同士で結ばれるというな‥…。その後も何組かそういう事があったらしいが俺にとっては興味のない話だ。

10人以上で10パーセントまけてもいい。残りはお前が店を手伝うならな。ただし、そのことはアーティットには内緒だ。

俺はそう返すと、言いませんよ!では今夜とすぐに返事が返ってきた。
アーティットは変わらず 俺達には厳しい。卒業して2年も経ったのにな、、、コングに手伝わせたと解れば、嫌みを言われる。まあ あいつはそういう義理には固い男だ。そこに惚れ込んで一緒に居たんだが。
夢であいつを冷血だと言ったが、付き合ってみると印象は正反対なんだ。
その名の通り アーティット

太陽のように暖かく優しい男だ。

先輩から受け継いだSOTUSシステムの真の意味を理解し 共有していくプロセスに忠実で.... 故にあいつは無骨な正確だから誤解されやすい。

見込んだ男…言い過ぎだろうが.....

コング けれどお前は、あいつの本質を見抜いてついて来た。
問題児のお前は、仲間と協力し合って、脱落者を出さず 学部旗を勝ち取った。そして、、、、、我らがヘッドまでかっさらった。

正直 勘に障ったよ。

あいつがお前のことで悩む姿

罰を受けても 刃向かわず貫いたこと

そして 何より コングポッブを一番に考えて動くこと。

あの鬼と呼ばれた ヘッドが。

ノーンに凭れて 大人しく寄り添う様は  自分が生きている間は見れないと思っていた。
どうやって 落としたかなんてな 聞けるものか。

聞いたところで、 アイツは誓うんだ

薬指に光るリングに口付けて。

すっかり 乙女チックだ

コングの妻

見る影もない ヘッドの威厳!

次から次へと 言葉が出てくる!

コングは 俺にとって 唯一無二の存在だと。

頬染めて

抉れるほど凹んだ 靨が 生々しい。

.....生々しいんだよ 本当に...

大学で、

俺の店で、、、

人目があるからと ノーンを牽制しつつも

次第に コングの肩に沈みこみ 幸せそうに微笑んでるのを目撃する者としては。。。。。

16時 開店の準備が進む 。スタッフがビア樽の点検と、発注した洋酒のボトルを棚に納め バックヤードに保管。グラスも綺麗に並んでいる。

後1時間の間には 簡単な朝礼で 各々 最終チェックを済ませる。
小さい店だが、それなりに流行りだした。大学からは離れているにも関わらず、かつての仲間や同じIDラインの後輩も利用してくれる。今夜も、だ。麗しのヘッドのまた恋人もヘッドというまるでドラマなノーンも着実に、新たな社会へ踏み出そうとしている。

スタッフの1人が 個室の利用客を入れるかの電話を受ける。
店にたった一つの部屋。
ノーンの為にあらかじめ開けている部屋
10人の席なら 何時だって空席だ。相談って程じゃない。わざわざ来なくても済む話...
だが今夜 ノーンはわざわざ訪れる。
だから 俺も準備する。
そう....あいつの相談を受ける為にだ。
それ以外ない。
カウンターなら空いていると指示し 、スタッフが対応している間に リザーブの札を掛けに行く。俺の意図を組んだ 当初からのスタッフは 俺の逢い引き用だと誤解する。
それでいい。 違うけどな。閉店後のことなど 誰も干渉しない。
たとえ ノーンと二人きりで 何が行われようと。
いや 、何も起こらない。
ただ 約束する為の部屋だ。

「あー俺、 22時から オフだから 、、、個室籠るわ。」

コングに時間の変更をラインする。

店長業務が忙しいが取ってつけた理由だ。
これも店長の特権。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「キス.イン.ザ.ダークとクイーン.スプマンテどっち飲みたい?」

「僕、 お酒止めたんで。タバコも....」

「俺の特製 アルコール1パーセント未満だ  !飲んでみろよ」

これくらい平気さ と コングを促す。

さあ 選べ チェリーかオレンジか。

詳しくないんだと言いつつも、メニューに載せたカクテルの写真を眺める

赤とオレンジ  どっちを選ぶんだ?

それじゃあ、 スプマンテをと メニューを返す。

「了解 。今夜は遅くなってもいいんだよな」

アーティットは、コングの実家に泊まりになると。母親のパソコンの設定をするのだと。
嬉嬉としてラインをくれたんだ。知っていて聞いた。 お前を拘束する弊害はない。

チェリーもオレンジも 欲張りな奴。
強情な言動も変わりはないか?

フィッシュアンドチップスにサルサソースを少しだけ付けて 眺めるコング。
辛い食べ物は苦手なんだったな。。。。。
アーティットの好みもコイツに似てきた。

「予約は取れますか?少し人数が多いですが....」

クイーンスプマンテが運ばれてくる。チップスの残り半分を頬張ると  眉を寄せる。

俺は炭酸水。
「車だからな。帰り送ってやるよ」

予約は取ってあると伝えると、ほっとして スプマンテを啜った。

「本当に1%ですか?これ!」

そんなわけあるか 何種類混じってると思ってるんだ。

「美味いだろ?」

「ピリピリしますね、  甘くて飲みすぎそうです。」

そうなんだよ。 甘いものはなんでも摂りすぎてしまうもんだ。

「アーティットも美味いか?」

「ブライト先輩は酔ってなくても 面白いですね。」

「甘くても摂りすぎないようにしているのか?」

コングのカクテルは底に僅か

「止まらないですね。食欲と等しく。」

気取り屋め。

「お前 来年行くのか?」

酔ってしまう前に 聞く事は聞かなくちゃな。
1週間前に この部屋で 涙が流れた。
目の下を黒くくすませて 拳を握りしめた こいつの恋人。

「アーティット先輩から聞いたんですか?」

ああ そうだよ

「今の会社に就職も考えました  でも、もうワンランク上で自分を試してみたくて」

「婚約をほのめかして あいつを繋ぎ止めたんだな。」

「まだ 正式にではありませんが、、、、、」

指輪を与えても お前は居なくなる。
突き返す事も出来ずに 枷のように 指を伝い心まで縛るんだ。

「アーティット先輩は 時々 うわの空で 僕の話を聞いています。心から応援などしてはくれない事は感じています。」

それでも あいつを守れるように
生活していけるように 自分の人生から確立したいのだと はっきりと語る。

「あーあーあー! やっぱお前は強情だ。でも気持ちは確かなのはあいつも解ってる。信じるよお前の頑なさそな!」

コングはグラスに挟んだオレンジの欠片を噛み砕き、砂糖漬けのチェリーを食む。

ほろ酔いか.....  潤んだ瞳に 首筋が毛立つ。


「なあ アーティットが妻なんだよな? 」

「妻にしたいですが、僕は先輩の強さにも惹かれています。」

チェリーの茎を舌の上に乗せ わざわざ目視させる。 こいつのこういうのに混乱するんだろうな アイツは。

「つまり、、、お前達は その...どっちが....」

「僕達はお互いどっちでも。言ったでしょ?先輩は強いって。」

アイツが強いのは 納得だ。

「へぇぇ そうか 、、、お前が妻でもあるんだな。」

「性の面では 平等です。深く溶け合います。」

コングは、ネクタイを緩め、ボタンを外し 、呑むんじゃなかったと呟く。

「アーティットは 大変だな。他の奴の前でそういうの止めろよ。」

「指導ですか?ブライト先輩?でも安心です。面倒見の良い先輩がケアしてくれますからね。」

おいおい  セットした髪をくしゃくしゃと掻き、アルコールメニューを指さす。

キス.インザ.ダーク

「こっちも飲んでみたい....先輩も味見しませんか?それとも別のものを試してみたいですか?」

赤く潤んだ瞳と頬 ゆらゆらと揺れて 俺を誘う。

夢がフラッシュバックする。

酒のせいだとは解っている 、
 からかいなのは知れている。迫るつもりなら  勧めた酒は飲まなかったはずだ。

真逆の立場だが、セクシャルな雰囲気はビリビリと脳を駆け巡る。

「解ったよ  待ってろ  用意してくる。」

週の初めで、客は少ない。12時前だが  閉店準備を指示する。

まだ ヘイザー時代の調和は忘れて無いはずだ。あの頃の自分にモヤがかかりあやふやだ。
冷蔵庫から、赤い液体を取り出し 、グラスに注ぐ。
ブライトはその名の通り 明朗で明白! ちょっとは、、、賢い!

問題児と対峙するのは経験がある

そして誰よりも、友を大事にする。

霞  見えなくなるのは 業や傲りの方だ!

部屋に戻るとコングは ソファで 目を閉じていた。おまけにシャツもきちんと元通り。

酒 弱いんだな、、、悪かったな飲ませて....こいつの場合  飲まないのは アーティットの要望だけどな。

「コング、ほら起きろ!出来たぞ」

レッド.アイ

「...随分 赤いですね」

「ビール抜きのトマトジュースだ  酔い覚ませ。」

「...やっぱり  先輩は面倒見が良いです。歓迎旅行の時も アーティット先輩を連れて来てくれた。」

そうだよ こいつらの世話ばっかりしてる

「すみませんでした。僕も、アーティット先輩の事を幸せにしてあげられないかもしれないと自暴してました....」

二人とも 悩んで  それでも壊れないようにもがく....愛が強いんだ。

「アーティットの大事な奴は俺にとっても大事なんだよ。」

「ありがとうございます。ブライト先輩にも 素晴らしい出逢いがありますよ。直ぐにまた。」

ヘラヘラとニヤつくコング

「誰に聞いた ?フラレたこと」

ティウに聞いたと。ということは ノーンデーまで筒抜けだな。こういう時 IDラインは厄介だ。

「俺はモテるからなぁ!  ひとりふたり 間に合ってんだっつうの!」

「アーティット先輩が 取引先の可愛い子を紹介するって言ってましたよ。 土曜日にここに予約入ってるって。新しい出逢いですね。」

「マジか!?さすが友よ! フィンチャンだけにマジで萌える子入店頼む〜!おい コング お前の実家送ってやるから準備しろ!」

誰が 男なんか抱くかよ。夢効果で なびきそうだったなんて どうかしてるわ。

久しぶりに 小さくて色白の細い腰の女を抱きたいよ。

トマトジュースを急いで飲むコングを見る。

そんなに妻に会いたいのかよ!

お前もこいつも  これからも離れる事はないんだな。

足りない部分を補って、歩んでいく。

ノーンなら 俺の親友を幸せにしてくれるだろう。

近い未来 純白に身を包む二人を目にするのか

祝杯の音頭を高らかに叫ぶのか。。。。。

それまでに 俺もスキルアップしなきゃな…..

フィンチャン2号店 目指すのもありだな。。。。。


お読み頂きありがとうございました。

番外編で ブライトがアーティットの取引先の社員との出逢い書きたいと思ってます。 SOTUSSにそういうくだりのシーンがあったなあと感じて頂ければ幸いです。。※本編のアーティット取引先の社員はYの創造物です。















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