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【2019.3.27 】I talk with a boyfriend about sex 2

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土日限定公開

「使う?キット。」

「は? 誰に貰ったの? 必要ない。」

Gun兄さんの手の中のコンドーム。

ナノン曰わく セイフセックスだよ ぴーだって。

「まったく 僕らが出来るわけないだろ? そうだよねぴー。」

兄さんの部屋に、お菓子やジュースを持って ナノンと入れ替わった。

「..... まあね。僕らは特にね。」

「シングが許さない うちの場合。」

携帯の電源を落とし、ベッドサイドのネストに伏せる。

「いいの? 怪しまない?」

兄さんは 僕が電源を切ったことを気にする。

「平気。どうせ 話疲れて眠るし、返信なんてしてられない。」

ポテトチップとコーラ グミベアとイカの燻製

「OFF兄さんに怒られちゃう? いつもと違う僕らの夜を疑う程 兄さんは嫉妬深いかな?」

コーラを開けて ゴクゴクと流し込む。

〝僕を試して.....〟

思い出したのか 赤面する兄さんは女の子のように可愛い。

「キット 言わないでよ..... パピは僕を信じてる。」

「僕なら 妬くけどね! シングが他の誰といてもね 兄さんには僕しかいないけど。」

おんなじじゃん!と照れながらパシパシと叩く。

僕もコーラを開けて お疲れ様と乾杯をする。

     「色気なしの夜に!」

ベッドサイドの灯りと ステップライト 

ほんのり明るい部屋 ベッドの上に菓子を広げて、くつろぐ。

兄さんは 持参したぬいぐるみを抱いて、最近のあれこれを話す。

9割は恋人の話

僕はウンウンと聞いている

もうすぐ3年目だとか

誕生日のギフトが近日中に届くこと。

ファッションの話

兄さんと恋人のドラマの話

「ねえ キット.....僕らってどう見える?」

「仲良しの恋人同士、、、でしょ?」

「僕のスキンシップ 気持ち悪い?」

「そんな事ない 可愛いよ。 これぞOFFGUNって感じ。」

「独りよがりじゃないよね…」

「ぴー.....ぴーのそういう気持ち解らなくないよ。」

どうして 同じ立場だから?と寝そべっていた身体を起こして座る。

「今 好きな人とこうしたい!ってことをする感覚.....かな?」

「 キットも人前でキスとかしたい?」

「 僕らは スタイルじゃないね。」

恥ずかしいし 照れまくって撃沈だ。

「 パピ 嫌だとは言わないけど、内心どうなんだろう。 やっぱり変だよね。」

「パピは上手いよね いやらしくならない雰囲気作るの。」

僕らは 無理。シングのキスはムード派だし

それ以上も..... 場合によってはね…

「 安心感っていうのかな? 見ていてそう思う。」

 危なげな雰囲気は少ない。
僕たちよりも少し大人で落ち着いている。

僕のように 嫉妬深くもなければ 互いに認め合っている。

「キット、、、僕ね もっとドキドキしたい。」

抑えてる感情とかあるだろうね

仕事柄 僕もそうだし。

「パピにめちゃくちゃに愛されたい。」

「これ以上に もっともっと激しくってこと?」

「うん。 贅沢じゃないよ もっと切なく愛して欲しい.....心も身体も.....」

我が儘かな?と自問する兄さんは 

いじらしくも 全てにおいて本気だ

難しい 男同士の性

僕自身 未熟で 年下からの助言など

響いたりしないだろう。

兄さんの肩をさすると頭を傾け 呟く。

お互い 悩ましいよね。

うんと頷き 障りのない言葉を言うしかない。

「パピ 何でも優しそうだよね。」

「ねぇ シントーってセックスどんな感じ?」

わ。唐突に 来た この手の会話。

さすがに メイクラブの内容まではオフレコだよなぁ。

さあ どうはぐらかす?

でも.....今夜は兄さんと沢山話をするべく 一緒に過ごす夜。

お酒でも少し飲んでいたら すんなりとシントーの凄いこと喋れていたかな.....

「んー 基本優しいよ。僕のことずっと気遣ってくれるし...」

「ふーん もっと野獣になるのかと思った」

それは... まあね ある程度はね.....

「そういう 兄さんたちはどうなの?ロマンティック?」

プフフと吹き出して 顔を赤らめる兄さん

ロマンティックでしょ? 

愛し合って 結ばれるんだもん

僕たちはとびきり セクシュアルでロマンティックだよ。

「言い表せないなあ 普段のパピからは想像できないよ。とっても男らしくて素敵!」

OFF兄さんが格好いいことは知ってるよ。

でも本当に見せる男らしさを知ってるのは Gun兄さんだけ。

それと同じ 

僕だけが知ってる
僕だけに見せる

シントーのラブアクトを受けるのは

僕 たった一人。

溺れそうな程の愛をぶつけるんだ。

「解ってる 僕がどれだけ恵まれてるか..... パピと一緒にいられるんだもん。」

「皆が憧れる存在の人 独り占めだよね。」

独占的

まさに そうだ。

「キット、 ちょっと飲まない?お酒。」

「少しだけならいいよ 襲わない?」

オーィと犬のぬいぐるみを振り回して怒る。

絶大な愛を欲しがる様は性欲の話に一変する

そういうとこが 男だよな 僕たちは。

「僕が出来るわけないんだから! キット 口堅いから 酔わせて吐かせる。」

「ぴー 僕弱いから 程々にね。それに僕らは凄いから 聞いたら眠れなくなるよ。」

興味ある!と小さなお酒のボトルを取り出して 手渡す。

スイッチが入るのは 目に見えてる。

兄さんの濡れた唇とお酒の威力に負けないように

自慢したい衝動は押さえなくちゃね。。。。。

互いの恋人の癖

セックスの頻度

言葉と態度は相まっているか?

乾杯もせずに 寄り添って

僕らは 密談を開始する。


「ねぇ、してる時 どこがいちばん気持ちいい?」



終。















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